沖縄振興開発金融公庫 八重山支店

2007 庁舎・オフィス

本施設は
「1.八重山の気候風土を生かした施設。
2.地域の人々から信頼され親しまれる施設。
3.政策金融機関としての機能性・安全性に十分配慮した施設。
4.環境負荷、ライフサイクルコストの低減に配慮した施設。」をテーマとしたプロポーザルコンペにて選定され設計を行いました。


敷地は石垣市の中心部に位置し、石垣市役所や竹富町役場などの行政機関、石垣市民会館や図書館などの文化施設、市民の憩いの場である新栄公園に近接しています。市民ならびに離島の人々にとっての重要な拠点であることから、平屋建て分棟型の建築とし勾配屋根に赤瓦を用いて周辺景観との調和を図り、敷地内を積極的に緑化することで隣接するポケットパーク、公園と連なる緑地帯を形成しています。また、八重山の伝統的な建築要素である中庭(ミナカ)を中心に執務ゾーンと会議ゾーンを明快に分離することにより、落ち着いた空間を提供しています。エントランスアプローチに雨端(アマハギィ)的外部通路を取り入れ、政府金融機関として地域に根ざした親しみやすい八重山支店の施設づくりを目指しました。