沖縄県公文書館

1995 文化・教育施設

亜熱帯地域である沖縄において公文書館を設計するに当たり、古来沖縄の人々が穀物を収穫した高倉をモチーフとし、 収蔵庫を地上に設け湿気・雨水の対応を計った。又、ルーバー・赤瓦のベンチュレーションにより遮熱を図る等地域風土に適した建物をめざした。 沖縄の古い民家に見られる雨端(アマハジ)の空間を建物の中間領域に取り入れ(アサギテラスとして)、展示閲覧部門 (開放性)と収蔵保存部分(閉鎖性)の明確な空間構成を図った。