沖縄都市モノレール 美栄橋変電所

2000 道路・橋梁・交通

本施設は、県民の新しい交通手段「ゆいレール」を後方でサポートする施設です。沿線のほぼ中間に位置し、モノレールシステムに安定した電気を供給する役割を担っています。無人施設であるため、中央からの遠隔管理が容易で確実なことが要求されました。

正面を走るゆいレールの車窓からは、ガラスのルーバ越しに電気室の内部を垣間見ることができます。建物の足元は歩行空間として一般開放・緑化し、夜間はライトアップを施すなど、街並みづくりや景観形成に配慮しています。

技術的・機能的な課題は当然ながら、閉鎖的になりがちな変電所というハードと通過する人々との接点を生み、積極的に関わり合いをつくることが重要なコンセプトでした。