管理困難慰霊塔検討事業業務委託

2021 文化財

日露戦争・太平洋戦争・沖縄戦で亡くなられた方々のみ霊を慰めるために重要な役割を持つ慰霊塔碑のうち、管理者が不明なものや管理が困難なものについて、管理者の特定を試みるとともに、土地所有者、周辺住民(自治会)、市町村の意向を確認し、これを踏まえた処置の手法を立案した。各塔碑について、現地調査(碑文記録・寸法計測・石材確認)、文献調査(建立経緯・被祀者)により塔碑の内容情報をカルテ形式で整理し、処置については現状維持または撤去(移設・合祀・埋設・撤去)から選択し費用を算出した。また、管理が順調な参考事例を収集し、各提案に結び付けるとともに、被祀者による分類と対応した合祀先についても検討を行った。