OSS bldg.
2024 庁舎・オフィス

沖縄の建設業を製本事業やCAD支援など多角的なアプローチで半世紀近く支え続けている企業の自社ビル。低層階にはテナントオフィスを計画し、商業ビルとして永らく価値のある建物になるように変化を包容できるデザイン、最上階には様々な入居企業のスタッフが交流するラウンジと屋上テラスを設えた。長らく「紙」とともに歩み続けた企業の自社ビルにふさわしいように、紙の原材料である「木」と、沖縄の街に欠かせない「コンクリート」を融合したデザインを目指した。
国道に沿った水平ラインの庇に様々な素材の木調を組み合わせることで街に柔らかな明るさ、賑わいをもたらす効果を期待した。視認性の高い西北側を美しくみせるために、東側に設備バルコニーを、南側に雨樋や換気口を集約し、延焼ラインを考慮しながら、窓の配置や防火上有効な袖壁を計画した。柔軟に変化を受け入れられるように、専用部と共用部を明確に分離、排煙窓を東西に設えたことで、オフィスの規模によって、仕切壁の位置を自由に決められる。かつ、PS/EPSを共用廊下側に配置し、躯体現しのスケルトンにすることで借り手の好みに合わせた空間が実現可能である。