沖縄海邦銀行本店

1949 年創業の歴史ある地方銀行の本店ビル建替プロジェクト。重厚な石貼りの外装によって県民に広く親しまれた旧本店ビルの面影を継承しながら、創業 100 周年を見据えた新時代に相応しい「安心·安全」と「環境銀行」の体現を目指した。 BCP(事業持続計画)としては、免震構造、二回線受電、 屋上電気室、非常用発電設備、防災WCなどの装備に加え、 地域に対して防災拠点としての機能を担保している。 環境配慮の面では、高効率機器や省エネ機器等の最新技術を導入しながらも過度な傾倒は避け、沖縄の気候風土に適した地球にやさしい設計手法との融合に注力した。 透明感がありつつも濃い陰影を持つファサードで、沖縄らしい環境建築の実現を意図した。